北関東横断 水戸線 両毛線

水戸9:15着。
今日中に家に帰れればよいのでこの先どう行動してもいいのだが、今回は茨城、栃木、群馬の北関東三県を鉄道で横断してみようと思う。

水戸から小山までは水戸線。小山で乗り換えて両毛線で高崎へ。鉄道と並行して国道50号、やや離れるが北関東道も走る、北関東の動脈である。

正確には笠間までは常磐線、そこから水戸線に入ってしばらくすると進行左側に筑波山が。これは誰が何と言おうと茨城を代表する名山。

下館駅。隣接するショッピングビル跡地に入る筑西市役所。

「ショッピングビルのテナントが撤退して跡地に役所が入ったらもうその町は終わりだべ(あまちゃんの大吉駅長風)」

下館とてそれほどの田舎でもなく並行する国道50号沿いにはロードサイド店が林立しているし、隣の下妻にはイオンモールもある。ただ今や「駅前=交通至便=買い物客集まる」という式が成り立たないのは周知のところ。

鬼怒川を渡って栃木県と思いきや、まだ茨城県だった。茨城・栃木の県境は川じゃなくて陸でまたぐ箇所が多いのですね。

小山着。駅に隣接して白鴎大学のキャンパス。野球的には阪神大山選手の出身校。これだけ駅に隣接してれば通うのは便利だろうけど、一方で駅から学校までの街並みが楽しいんだよね… みたいな感情も。いずれにせよここで両毛線に乗り換え。

栃木駅前後の高架から北側車窓。本来はここに栃木を代表する男体山がドーンと見えるところだがあいにく雲に隠れている。

車窓はひたすらこんな感じ。関東の赤茶けた粘土質の土でできた畑。

新潟(の新潟市周辺)と関東、どこが一番違う? と聞かれるとまずは気候なんだろうけど、次はこの土の違い。新潟はサラサラっとした砂状の土だが、関東はネチャネチャした粘土状の土。ワシが人生の2/3ほどを過ごした西埼玉もこんな感じの土と風景で、何となく心の原風景というか郷愁がわいてくる。

余談だが関東地方を南関東(東京、神奈川、千葉、埼玉)と北関東(茨城、栃木、群馬)、おおむね社会経済的なつながりで区分することが多いが、気候風土的には内陸三県(群馬、栃木、埼玉)でくくった方が近いような気がする。だいたい名産品も一緒。余談の余談になるが、この三県だけ一部公立高校が男子校女子高の別学になっている、というのも興味深い。

話が飛んだ。電車は栃木、佐野、足利と他県民にも比較的おなじみの街を通って桐生から群馬県へ。そして群馬に入ると見えてくるのがこの赤城山。ここも残念ながら山頂は見えず。それにしてもこの雄大な山裾。毎日この雄大な山を眺めて暮らしていれば思考や人生観も変わってくるのかな、とすら思ってしまうのだ。

まだ時間があったので前橋で途中下車。駅前の温泉で疲れをいやし、1本後の電車で高崎到着。名物のだるまと県キャラクターの「ぐんまちゃん」がお出迎え。

あとは新幹線で帰るだけ。上毛高原のあたりで雪がちらつき始めて、越後湯沢では10センチほど積もっている。浦佐、長岡と進むにつれ雪は消え、燕三条で乗り換え。つい1時間前の青い空と比べて、このどんよりとした曇り空。雨も傘をさすほどではないがポツポツと… 

まあ理不尽っちゃあ理不尽なのでしょうが、今年もこの冬を4か月ほどしのいでいきましょうかね。
(そして2月頭にこのドカ雪である。やっぱり理不尽理不尽理不尽w)

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