水郡線 ひよっこ

今日も早起き。水郡線水戸行き6:06発の始発列車で出発。
朝一の始発列車だというのに車内にはジャージ姿の高校生が目立つ。彼らは50分ほどたった磐城石川駅で一斉に下車。どうやら学法石川高校の生徒さんらしい。近年は高校野球こそ聖光学院に覇権を握られているものの、他にも強い部活があるようだ。それにしても毎朝始発列車で通うのは大変だろうな…

さて、水郡線はその名の通り水戸と郡山(正確には一駅手前の安積永盛で東北本線に合流するが、全列車郡山まで直通する)を結ぶローカル線である。

県も違う水戸と郡山に大きな流動があるわけでなし、途中に大きな都市もなく、久慈川に沿って山間地を走り、観光地も袋田の滝があるくらい。いや、でも、風光明媚な車窓風景というのもいいが、こういう何でもない田舎をゆったり走るローカル線がいいのです。特にこの年になってくると…

今日も車中で日の出を迎える。

久慈川に沿ってのんびりと

このあたりが17年放送の朝ドラ『ひよっこ』の舞台ということになっている。架空の奥茨城村に住むヒロインが集団就職で東京に出ていくというストーリー。劇中では駅からさらにバスで山奥に入るので田んぼもこれほど真っ平ではなく、いわゆる棚田。

現在でも水戸まで1時間強。水戸から東京まで特急で1時間半。当時は倍の5時間くらいかけて東京に出ていたのではなかろうか。また、これだけの田舎で山奥の集落に入るローカルバスというのも、もう走ってないんだろうな…

それでも水戸が近づくと、休日のお出かけ風の客がどんどん乗ってきて最終的には立ち客まで出る状態で到着。

水郡線も都市近郊の路線として十分鉄道の役割は果たしているが、問題は県境のあたり誰も乗ってない区間をどうするか。水郡線は特急や貨物が走っていないので県境で切ってもさほど不便を被る人は少ない。かといって切ってしまうと、車両は水戸を基地にして全線運用しているのでじゃあ向こう側はという問題が起きる。

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