会津若松着。すぐ次の列車にも乗り継げるが、次の次の列車に乗りたい車両(設備)があるので、一本見送り。かなり強い雨になってきた。傘さして駅外に出るのもおっくうなので、土産物売り場や観光案内所などをぶらぶらして時間をつぶす。

26シーズンからRB大宮アルディージャのマスコットになるレッドベコくんです。(25年はファンの反発を避けるため緩和措置として従来のリスがそのままマスコット継続。レッドブル色は徐々に出してくる)


さて一本見送って次の列車。「指定席」とペイントされた車両に入ってみると、特急列車のようなリクライニングシートが並ぶ。

前半分の自由席区画は普通のボックスシートとロングシート。
会津若松-郡山間の鉄道はおおむね1時間に1本。快速と普通列車が交互に走っている。所要時間は快速1時間10分、普通1時間20分。この運転間隔なので普通が快速に抜かれることもなく、自分の都合にあった時間に駅に行って次に来た列車に乗る、ということになる。編成両数は2両か4両。
会津若松という都市はビジネス・観光で利用する人も多く、1時間も乗るのなら「確実に座っていきたい」という需要はそれなりにあるのだろう。かといって2両編成の1/4を指定席エリアにすると、自由席の混雑が懸念される。というわけで採用した案は、この一両だけ半分をリクライニングシートに改修して、4両編成で運行される快速の指定席として販売する。この快速は毎日同じ車両で運行する。(一日3往復) ただし予備車はないのでこの車両が検査に入る日は指定席なしの車両に差し替えて、指定席を販売しない。
まあ、この辺が現実的な営業策なのかな。先述した通りすべての列車にこの指定席を設けると、2両編成の時は1/4が指定席に占められてしまうし、また新潟地区でもそうだが電車がすべて磐越西線の郡山-会津若松間だけで運用されるわけではなく、他の線区にも使用されるのでその場合はどうする? という課題もある。
今日はご覧の通り自由席も余裕があったので、指定席(530円)を取る意味はあまりなかった。

磐越西線の眼福は一にも二にも会津磐梯山の山容なのだが、今日は曇っていて見れず。(かわりに以前乗った時の写真を)

会津若松では雨だったが、さらに標高を上げた猪苗代のあたりでは雪に変わる。中山宿、磐梯熱海あたりまでは雨が降ったまま。

ところが山を下りきると、雨はやんで青空が広がっているではないか。この理不尽さ! ワシは人生のまだ半分以上晴れの側で暮らしていたのだが、それでもやはり理不尽だなあ… と思う。
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