週刊オイシックス(12/30) 25年主将・副将決定 ファーム興行化 #4 収入内訳について

まず12/24球団公式より25シーズンのキャプテン、副キャプテンが発表されました。

2025年シーズンキャプテン・副キャプテン決定のお知らせ

主将:小西慶治(27)
副将:永澤蓮士(28) 園部佳太(26) …年齢はいずれも来シーズン中の年齢

ベテラン(野手:陽、田中、高山、中山 投手:三上、小林慶祐、薮田、笠原選手)の8人、に次いで年長の3人が就任という形になりました。


さて、今回はプロ野球というスポーツはどんな内訳で収入がもたらされるのか、もちろんご存じの方も多いだろうが、ざっと押さえておきます。

(1)チケット
試合観戦チケットを販売して得られる収入。

(2)放映権
テレビ、ネットで中継映像を放映できる権利を各媒体に販売して得られる収入。Jリーグ、bリーグなどと異なりリーグではなく球団が権利を持つ。

(3)広告スポンサー
ユニフォーム、ビジョンで流すCM、フェンス広告、○○(企業名)シート、○○デーなど、さまざまな形態で企業名を露出する対価の収入。球団名(オリックス、西武、オイシックスなど)も広義のスポンサー収入とみなしてよいかも。
※国税庁通達による赤字の広告宣伝費扱いうんぬんは長くなるのでちょっとここではおいておきます…

(4)グッズ
球団のロゴ、マーク、マスコット、選手肖像、選手名などが入ったグッズを販売して得られる収入。

(5)売店他球場営業
球場で試合日に飲食、グッズ売店を営んで得られる収入。球場施設が自社所有ないしは管理の場合、駐車場など付随施設、非試合日の球場営業、あるいは球場をライブで貸し出す利用料など多岐にわたって収入が得られるが、収入区分は球団所有企業グループ内での判断による。阪神や西武のように球場までのアクセスが親会社の鉄道利用になる場合も「球団保有のメリット」とは判断されるが、球団の収入にはならない。

(6)会費
後援会、ファンクラブなどファン組織を設立して会費として得られる収入。
法人会員はスポンサーの一番小口の形態。個人会員はチケットの販促、あるいはチケット代金の前受と考えれば別立てする必要はないかもしれませんが、それなりの固定収入があるなら収入の一区分としてとらえる必要があるかも


NPBの特徴として、欧米のプロスポーツのように巨額の放映権、スポンサー料が入るわけでもなく、Jリーグbリーグほどスポンサー収入に依存しすぎず、入場料・スポンサー・放映権・グッズ売店等でバランスよく売り上げていることが挙げられる。なんだかんだ年間143試合うちホーム試合が半分、オープン戦など非公式試合、二軍戦、さらにはキャンプ練習などファンと接点が多く商売になる、プロ野球ならではの特性だろう。

(J、b両リーグもだいぶ入場者数が増え、それに伴い入場料収入も増えてきました。入場料収入が少ないからダメなスポーツというわけではなく、それぞれの競技・試合形態によって収入の割合が変わるだけに過ぎないということはご理解いただきたく…)

一方同じプロでも独立はというと少ない観客から入場料、グッズ、売店などの多くの収入は期待できず、ほぼスポンサー収入が頼りの状態。

コメント

  1. おでんたいやき より:

    独立は入場料もほとんどがスポンサーからの招待券配布で、限りなく0に近いんじゃないかと見ています。

    見に来るお客さんからお金が取れないのはきつい半面、スポンサーのほうが莫大な金額が入るでしょうから、理想と現実、この壁をどう破るかなんでしょう。

  2. 昨年動員した約8万のうち有償券の割合はどのくらいで、結局一人当たり入場料単価がいくらになってるかってのはすごく気になりますね。

    NPBだと招待券の割合とかファンクラブの特典チケットを含めても1割いかなそうですし。

    個人としても新潟で暮らしているとどこかしらで招待券が廻ってきて、3回くらい頂いた券で見にいきました。

    「球団の収入にならんから招待券は一切もらわない」とそこまで厳格なタイプでもないので今日はその分もう一個売店で食べようとか、帰りキーホルダー買って帰るか、なんとか辻褄は合わそうとしてるんですけどね…

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