
先週の開幕戦に続いてホーム初勝利のお出迎え
待ちに待ったホーム開幕戦です。開幕戦に勝った後、惜しいながらも3連敗してホームに帰ってきた我らがアルビレックス。果たしてホーム開幕戦を飾れるか。
天気予報では天気と気温だけ気にして脳天気に「晴れてあったかくなるのか…わーい」と思っていたが、どうも風が大変そう。金曜の午後あたりから強風になり、夜中もピューピュー言っている。
明けても強風は変わらず。まあハンドル持ってかれないように慎重に運転するしかないね… 西側から新潟市街に入ると市内が黄砂で霞んでいる。これは砂埃とか花粉も相当しんどくなりそう…
球場入りするとスタンドは比較的外壁に守られて風は穏やかだが、コンコースに出ると絶望的。帽子が飛ばされそうになるし、なにより重量級のワシですら体が強風で前に進まない。これ女性や子供はもっと危険なことになりかねないなあ… ということで今日はいろいろ球場内をあれこれ巡回するのはあきらめた。とっとと手に入りやすいご飯を入手して、後は自席でじっと観戦に専念する。

華やかな開幕セレモニーののち一回裏の攻撃。先頭陽がいきなりの二塁打で出塁。知念内野ゴロの間に三進して、園部があっさりとセンター前に運んで幸先よく先制。開幕投手の能登もローテ通り一週間後の先発、5回に3連打で同点にされるも今日も好投を披露する。
5回裏。一死から8番中澤が三遊間に緩いゴロ、一生懸命走るとショートの悪送球を誘って出塁。9番藤原は一二塁間をゴロで破って、1番陽は四球を選んで満塁。ここで知念はしぶとくレフト前にポトリと落としてまず勝ち越し。3番園部もセンターにフライを打ち上げる。三走藤原の脚で悠々生還して2点目。4番大川も続いてセンター前へ、陽が帰ってこの回3点目。開幕戦でも書きましたがこの2点目、3点目の何気ないあっさりとした取り方。ここが昨年とはちょい違うぞという気がします。
調子が出始めた大川もいいね。4打数1安打1打点の男みたいな感じで。シーズン通して.260 8本 75打点くらいで、このセイバー時代全く評価されなくなった打点を稼ぐような活躍をした時、果たしてNPBはどういう評価をするのか笑
能登が6回も抑えて、これでお役御免。あとは三上-目黒-上村あたりで締めるのかな、と思ったが7回も行く。(後から球数見たら6回で87球。)これならもう一回行けるのかな… 確かに毎回5~6回までしか投げられないのと、7回まで投げ切れるというのは印象が大きく違ってくる。結局能登は7回も3人で抑えて5安打5奪三振2四球1失点。中盤でやや球数かさんで捕まりかけたが、6回7回はサクッと6人で切って取りナイスピッチングでした。
あとは三上-上村で締めるだけ、と思ったのですがそうは簡単にいかないんだなあ… 8回表、2死1塁から4番有薗が三塁線を破って二塁打。5番古川も二塁右へ。セカンド田中俊太は横っ飛びで打球を抜けさせなかったが、内野安打となる間に二走有薗まで帰ってきて4-3、1点差に。まだだ…まだ同点じゃないよ、と強がるものの6番進藤にも右中間を割られ4-4の同点に。こうなったらもう一回勝ち越すまでのこと。
8回裏、先頭の7番小西は三遊間に緩いゴロ、三塁が必死にとびつく、小西も必死に走る、三塁がなかなか起き上がれない、小西一塁にヘッドスライディング、セーフ! 待望の勝ち越しの走者が出た。中澤が送って、藤原が三遊間を破る。本塁は自重して1死1,3塁の絶好のチャンス。ここで1番陽に代わって代打高山。0-2と追い込まれてから2-2にカウントを整え、5球目に合わせると打球は一塁頭上をライナーで越えた。小西帰って5-4、再度勝ち越し。あとから動画でも見たけどここは高山のバッティングが巧いなあ… 前進守備の中とにかく打ち上げ厳禁で低い打球を打てば何かが起こる、的な感覚でうまく合わせた打球が内野をライナーで越えていった。
締めくくりに出てきた上村も今日は不安定で四球犠打で一打同点のピンチ。1番明瀬のファウルはスタンドに入るか、ベンチに飛び込むかどうか、といった当たりだったが小西がベンチも気にせず猛然と取りに行く。取った! 8回裏のヘッドスライディングに続いて主将が今日2つ目のガッツプレイ。上村も残り1アウトを必死で取って、まさに全員の力でホーム開幕戦そして稲葉コーチの現役引退セレモニーの日を勝利で飾った。

今日は開幕戦ということもあって他にもいろいろ書きたいのですが、試合だけで書きすぎました。食べたものは(角上ウマー)はいつものごとく「球場ごはん」で別出し。稲葉コーチの引退セレモニーも来週のホームまでに貯めることなく、ちょこちょこっと仕込んでいた選手登場曲の調査結果報告もなるべく早いうちに書きたいと思います。
一個だけ、東京学館新潟高校の皆さんによる書道パフォーマンス。この強風の中、ビニールシートと紙の押さえに苦戦しながら見事に「勝」が書かれています。
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