

今年の観戦はじめはバスケから
9月にファームの全日程が終了してまた3月半ばに開幕するまで約半年間、何をして過ごすかというのはなかなか難しい。おおむねこんな感じで過ごす方が多いのでは
(1)なにもせずひたすらエネルギーを充電
(2)他趣味に切り替えていく
(3)他種目(あるいは他野球団体)の観戦に行く
自分の場合は(2)と(3)の両方といった感じか… 野球観戦がらみではなかなか行けないところにいってみたり、どこかしらでやってるスポーツはあるので何とか探し出して見に行くか。その中でもバスケは完全屋内空調完備とあって、冬の観戦スポーツとしては完璧である。

「ウオロクサンクスデー」ということでウオロクマスコット「ウオたん」とのコラボ缶バッジをもらいました。
ご存じの通りアルビレックスBBはここ数年チーム運営のバランスを大きく崩してしまい、誤解を恐れずに書くと「暗黒期」に入ってしまっている。18-19シーズン地区優勝に輝いたのを頂点に、チームは低迷をはじめ、21-22:B1最下位(特例により降格なし)、22-23:B1最下位(B2降格)、23-24:B2最下位(B3降格)と、あっという間に3部まで落ちた。
3部で戦う今シーズンはここまで13勝12敗で8位。上位8チームによるプレーオフを勝ち抜いた2チームがB2に昇格するので、何とか8位争いにくらいついておきたいところ。
さて試合の方だが、3部まで落ちてようやく低迷の底が見えてきたというか… 相手も相当レベルが下がっているので相対的に勝負になってるというか… あまり景気のいいことが言えないなあ…
昨年さんざん見られた悪いところ(例えば相変わらずリバウンドは取れないなあとか… チームが連携して相手を崩しに行くプレーが少ないなあとか…)は相変わらずだが、それ以上に今日の対戦相手岡山のプレーも良くない。特に今日の岡山はシュートの精度が悪く、あまり厳しくマークされていないシュートでも平気で外してくれる。2Pシュートの成功率が5割を切る始末である。アルビの方がシュートの精度はいいので、常に10点近く離して余裕を持った展開。
ちょっとひんやりしたのは3Q。4分半残してアルビのファウルが5つ目に達した。これでフリースロー連発になって点差詰められたらいやだなと思ったが、ここはうまく時間を使って逆に2分後には相手ファウルも5つ目に追い込んで危機を脱する。
続いて54-41で迎えた4Q開始から、ここからなぜか岡山のシュートが当たりはじめ、4本10点一気に返されて54-51、3点差まで詰められてしまう。ただ岡山はすでに4Qでファウル3つ取られており、ちょっと落ち着いて1本とればいずれ反撃も落ち着くだろう。このタイミングで取った新潟タイムアウト(TO)は実に効果的で、今度は新潟が3本連続で取って61-51と一気に安全圏に押し戻す。
特に3本目、コート中央でスティールしたボールは独走のハントに渡り、ハントは豪快なダンクを決める。観客席ドカーン。岡山たまらずTO。チアリーダー登場。BGMは
Limit Break X Survivor ENGLISH Cover by Jonathan Young
氷川きよしが歌うドラゴンボール主題歌の英語カバー。なぜだかワシにはかっこよく聞こえて、お気に入りの一曲、あるいは演出である。今日最大のカタルシスを得て、あとはおたがい流して試合終了。
いやー見に来て勝ったのはいつ以来だろう… 少なくともこの3年は見たことがない。(それどころか残り1分40秒、6点リードという局面からひっくり返されたこともある。)レベルがどうこう言ってもやっぱり勝利ってのは人の心を癒しますね。B3に降格したにもかかわらず(勝利が増えたので)、観客動員が増えているというのはそういうことなのだろう。

今シーズンのスローガン「覚悟 再生 復権」
どん底まで落ちたのだから… という思いなのだろうが、なかなかこれは重い。どういう状態をもってして「再生された」とか「復権した」と言えるのか? やはり日本のトップであるプレミアリーグに参入できるところまでなんだろな、と思うがその道のりはあまりに長い。
アルビBBのプレミア参入に関しては、ちょっと長くなるのでこれはまた稿を改めて…
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