中村剛也の豚天丼(西武ドーム)

店舗名「なかむら」とあって主砲中村選手が天丼をプロデュース。パワー系の選手プロデュースフードは大抵肉系・揚げ物系・大盛りになりますね。作り置きじゃなくて本当にこれ小さな店内で揚げている。外も暑いが店内はもっと暑そう…といって作り置きの天丼では衣がべちゃっとしてしまい、せいぜいスーパーの天丼がいいところで、高い値段では出せないだろう。

薄切りの豚肉の天ぷらが三枚。塩としそをパラッと振って、ゴマを振ったご飯の上に。タレはくどくならないように天つゆではなく、味噌ポン酢。座席に持ち帰りすぐ食べ始めると、確かにてんぷらはまだサクッとした食感を残している。だいたい豚肉二枚分でご飯を覆っているので、三枚目はご飯が終わってもまだ残る感じ。最後の方はちょっとてんぷらを持て余す感じになってきた(暑かったし…)

かといって、てんぷら二枚で1,200円取れるかというとちょっとうーんだし、この辺がボリュームと値付けの難しさだろう。程よい気温の時期ならまずてんぷらをつまみにビールを飲んで、最後の一枚でご飯を食べる。そんな感じの食事兼つまみみたいな頂き方がいいのかもしれません。

ご近所店舗の主力商品。ナポリタン/焼肉丼/カレー/ドリンクいろいろ/マーボー丼/焼き鳥/餃子と、球場全体で公称1000種類のメニューともなると、よくもまあここまで細分化されているなあと…

いまのところ、メニューを最大公約数的なものに絞って一つ一つを磨き上げるうちとは、対照的なやりかた。いつか一塁側三塁側それぞれに二つ三つ店が出て、それぞれ○○の店みたいなジャンル分けができるようになると面白くなるなあ…

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