「現地観戦3か月ぶりの勝利がたほー」とかそういう個人的で能天気なことはまず置いといて、試合終了後の出来事から
勝利した選手を迎えるいつも通りの儀式。背番号18もいつも通り迎える。
監督の勝利インタビューもまあいつも通り辛口で(4回にバタバタ4点返されたのがお気に召さなかった?)、そこから話題は7/31が期限の元NPB選手のNPBへの移籍(復帰)に関して
橋「今年はNPBへの復帰はかないませんでしたが」
そうだね、残念だね、ハヤテの福田選手の件もあるし、だれか辞めちゃうのかな? でも「今年いっぱいはみな頑張ると言ってくれました」とかそういう話じゃないの?
橋「一人海外プロ野球リーグとの契約が合意に達し」
い?
橋「吉田一将選手が台湾プロ野球チーム『台鋼ホークス』と契約合意に至りました」
えええええぇぇぇぇぇ
今シーズンの吉田投手は36試合登板。1勝3敗0Sはセットアッパーという役割上あまり意味ないが、ホールドは自分の勘定では21個あげている。三上-吉田-上村の勝利リレーであげたホールドも多いが、同点のまま勝ち越しを許さずに次につないであげたホールドも多い。(そして延長になって出す投手がおらずに力尽きるのですが…)36.2イニング、自責点9、防御率2.21。奪三振30、奪三振率7.36。いやこれ、中継ぎの弱い球団の一軍にいたら、3~4試合くらいはリリーフ成功→失敗になって防御率も2点代後半~3点代前半くらいになるけどそこそこやれるんじゃない? というのはひいき目だろうか?
いや、そんな数字的な話じゃなくて吉田投手のよいところは、前登板でどれだけやられても、登板中に何があっても、態度に現れず平然として淡々と投げ切ってベンチに帰ってくるところだ。
どんなによい投手でも状態が悪い日、こてんぱんにやられる日はある。そんなときいかに感情を表に出さないか、平然とマウンドに上がれるか、さすがプロでリリーフとして長年飯を食ってきた投手は違う、と思った。
吉田投手の技術的なとこは個性もあるだろうから伝わらなくとも、何があっても平然とマウンドに立ち続ける姿勢は投手陣にこの先も伝わっててほしいと願う。そして異国の地でもこれまた平然と投げ続けて、できればまたどこかのNPB球団のマウンドで、その先の野球人としてもBC、オイシックス、台湾の経験が活きるといいなと…(ヤクルト高津監督とか西武渡辺GM兼監督代行も台湾でプレーしましたね)
球場に向かう車のラジオで「本日梅雨が明けたとみられる」と言ってました。いよいよおっさんには苛酷な夏のデーゲームの始まりです。西武ドームのナイターの方が苛酷っちゃ苛酷ですが…
さて、ざっくり試合の方も振り返り。
初回。久々の一番スタメン藤原が右打席から左前打で出塁。二死後中山が三遊間を破って一二塁。5番高山が中前にクリーンヒット、藤原還って先制。6番小西の打球は高く上がった平凡なセンターフライ…と思いスコアシートに8F(センターフライ)と書き込んで目をグラウンドに戻した瞬間…なんか二人ホームに生還しているじゃないか! 小池も悠々と三塁へ。
まあ打球を見失ったんだろうが、太陽は一塁側スタンド後方なので太陽ヒットではない。打球の背景が二階スタンドからかかる屋根から青空に代わった瞬間に見失ったとか? いずれにせよ望外の追加点である。7番松尾も左前打で続いて一挙4得点。うおー、今年1イニングでうちが4点取ったの見てて初めてだよ(というか自分の観戦試合では一試合の最高得点が4点…)
巨人外野手のミスは3回にも。今度は一死二塁から7番松尾のレフトフライを目測誤って二塁打に。5点目。9番片山がレフト前に運んで6点目。いや今日は大漁だ。これはさすがに勝てるだろう。
楽勝ムードが漂うが、先発小林は3回まで無失点の好投も暑さでつって? しまい、4回1死で降板。緊急登板の内田が4点失うも、5,6回は一昨日の雪辱を期す能登が気合で抑え、あとは三上-吉田-上村の必勝リレー。後からだが、これもいい送り出し方だったなあ。
吉田投手の最終登板も先頭打者3番萩尾、初球を打って三邪飛。4番ウレーニャには2球目をセンター前に運ばれるも、5番中山にはストライク先行の1-2から三ゴロ併殺。わずか7球で淡々とイニングを終わらせ「いつも通り平然とマウンドに上がって平然と終わらせてきた」と見えたのですが、いかにも吉田投手らしいピッチングでした。
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