24/7/20(土) 町田1-2横浜M(国立)

初国立。まだ「あの国立で試合を見る」需要は根強いらしく、本日も46,401人入った。

30分。マリノスのシュートが町田DFの手に当たってしまいハンド。このPKをアンデルソン・ロペスが確実に決め先制。

43分。マリノス、左サイドを深くえぐって中央にグラウンダーのクロス。これを天野純がゴール前で合わせて2点目。町田DFも3人ほど天野の間にいたが、全員見てるだけになってしまった。あるいはゴール方向に向かって守備する形になっていたので、変に足を出すとオウンゴールになるのを恐れてしまったか…前半は0-2でマリノスリードで折り返す。

85分。町田が得意のロングスローかと思いきや、普通のスローインでいったん戻してそのままクロスを放り込む。これをミッチェルデュークが頭で合わせてゴール。1-2。試合としては面白くなってきた。その後も町田はチャンスはあったが決めきれずタイムアップ。今日は首位快走の町田を、監督交代したマリノスが打ち破った形となった。

今日敗れたとはいえ町田は24試合消化で15勝5分4敗、勝ち点49で2位ガンバと5点差というのは、上々すぎる一年目といっていいだろう。果たしてこのまま首位を維持して初昇格初優勝という快挙なるか。昇格後即優勝というのは2011年柏、14年G大阪の二例があり、これはたまたま何か調子が悪くてJ2に降格してしまっただけともいえる。

国立競技場の三階スタンドはかなりの急傾斜で、後方席でも見やすいのはありがたいが、一席でも多く座席を配置しようと詰め込み主義になっているのは否めない。通路間に28席も座席を配置しているので、いったん席についてしまうと通路側でもない限り出るのも一苦労だ。

まあ席に着いたらほぼ着席しっぱなしのライブ、サッカーには向いているのかなあ…


あまり試合のことが書けなかったのでゼルビアのホームタウン・東京都町田市に関しての一考察。

横浜市(377.2万)、川崎市(155.1万)、相模原市(72.4万)という三つの政令指定都市に接する町田市は、人口43.2万人と一見大都市に囲まれた小都市に見える。しかし、小田急電鉄の拠点かつJR横浜線との乗り換え駅として駅前は商業施設が立ち並び、商圏としては逆にこれらの三都市から町田に呼び込むという形になっている。

まずは小田急町田駅構内の試合告知ポスター。まあ背中スポンサーだし、毎日何十万単位で人が乗り降りする名実ともに町田の一等地だし、ここは当然か。

小田急-JRの乗り換えペデストリアンデッキにも横長のビジュアル。直結ではなく若干距離があったところが商業施設の発展した要因だろう。(毎日乗り換えてる人はそれはそれで大変だが)

「東急ハンズ」は東急資本を離れケインズ傘下の「ハンズ」となった。町田店がそのままテナントとして入居する町田東急ツインズビルは川崎フロンターレのパートナーを務める東急グループであるが、ビルとしては「町田ゼルビアを応援しています」という体裁。

東京都町田市と神奈川県相模原市の県境。基本小川を一つ挟んだだけで、両市の間に何か隔たりがあるという意識はあまりない模様。

まあ、地域のアイデンティティとしてのスポーツチームというのはよく聞く話であるが、ゼルビアの課題は「市内に大人数収容のスタジアムがない」ということ。現行の町田GIONスタジアムは収容15,000人ほど、交通の便もお世辞にも良いとは言えない。親会社のサイバーエージェント社はもっと大規模なクラブを目指しているのは間違いなく、そうすると今日のように国立開催が多くなる。

「町田を名乗るからには町田のスタジアムでやってもらわないと」「町田という名前があれば国立でもっと多くやってもいいかな」「もう町田もゼルビアも名乗らなくて結構」いろんな考え方あると思うが、この辺のハンドリングが今後の肝かなと。

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