三陸の旅四回目。本当は前回の釜石からそのまま北上すればつながりはいいのだろうが、都合上どうしてもまず八戸に出て釜石に南下する行程しか取れなかった。仙台から始発の新幹線で八戸へ。八戸線に乗り換え。
車内網棚には緊急用のはしごも積まれていた。実際走行中に震災が発生、乗務員の判断で車内全員が避難して津波を逃れ無事だったというケースがあっただけにこれは切実。仙台から新幹線で2時間、八戸から在来線で2時間。乗り換え含めて4時間半かけて久慈に到着。
む?
むむ? これは?
ここ久慈は2013年放送の連続テレビ小説『あまちゃん』の舞台で(劇中では北三陸市)、このビルには「北三陸観光協会」が入って、日がな一日登場人物が地域おこしについて作戦会議を開いているという設定。ご覧の通り老朽化著しく、入居テナントもなく取り壊し待ちの状態だったが、朝ドラがヒットしたおかげでとりあえずこのまま残されている模様。
振り返ると三陸鉄道・久慈駅(こちらも設定は北三陸鉄道・北三陸駅) 駅内に入ると中はもうあまちゃん一色。
劇中衣装に
劇中で運転されたお座敷列車のヘッドマーク
昼間は喫茶店、夜はスナックとなる(朝ドラではよくある)登場人物が集う店「リアス」は、実際には立ち食いソバ店。劇中で大人気だったうに弁当は現実でも人気駅弁で予約がおススメとのこと。
あまちゃんのヒロインで人気を博し、その後いろいろあった能年玲奈(現のん)。最近では映画を中心に活躍しているが、その前からここ岩手では地元地銀にJAのCM、観光大使などにも起用され、圧倒的な人気。
さて、列車に乗ろうとすると、こちらも内装外装ともにあまちゃん一色。北の海女とアイドルの少女をファンアートとして勝手に描き、クラウドファンディングで集めたお金で勝手に列車を装飾しているだけで、特定の人物、作品を描いたものではないから諸権利はクリアしている、みたいな理屈らしいw
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