さて、気仙沼に着いて何を見るか…
探訪当時(2021年9月)、気仙沼周辺はちょうど放送中の連続テレビ小説『おかえりモネ』の舞台ということで盛り上がっていた。今日はヒロイン・永浦百音(清原果耶)の故郷、気仙沼大島まで足を運んでみる。震災当時、気仙沼大島はその名の通り島だったが、2019年に橋がかかって陸続きになり、バスで行けるようになった。
気仙沼大島。何となく犬が直立している姿に似てません?
気仙沼大橋を渡って島へ。青い空、青い海の向こうに気仙沼市街。
大島中心部の案内所に。橋が架かる前はここから本土には渡船で通っていた。
ここもおかえりモネ一色。
ヒロイン役の清原果那と
その妹役・蒔田彩珠。
ここはドラマブログではないので多くは触れないが、朝ドラの常道であるヒロインの成長に加え、震災でいろいろ傷ついた周囲の人々の心情を描くドラマだった。
ただ、震災を経験した人の微妙な心理というのはまだ明確に描き切れないのだろう、あまり心の内を明かさないヒロイン、内にため込んでため込んで最終的に発する言葉が爆弾になってしまう妹(「お姉ちゃん、津波見てないもんね」がこのドラマを語るパワーワードになってしまっている)、等々いまいち自分の中では消化不良なドラマになってしまった。
『あまちゃん』みたいに、「震災に負けずに頑張っぺ」みたいなシンプルで力強いメッセージのあるドラマではなかったなあ…
帰り、まだ時間はあったのでいくつか手前の停留所で降りて街中をぶらぶら。道路こそ元通りになったものの、ご覧の通り空き地が目立つ。奥には当時の気仙沼にはなかったであろう10階建てくらいの中層集合住宅。
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