先週行われたドラフト会議振り返りの前に、まずは監督コーチの退団情報
橋上秀樹監督 退団のお知らせ
コーチ退団のお知らせ(横田野手コーチ、高橋バッテリーコーチ)
いずれも公式より。
うむーこればっかりは…という感想も、まだこの界隈に詳しいわけでもなく自重しときますかね。ただその昔、中日落合監督が自らコーチを招いた際、名古屋住みでないコーチには生活拠点が二つになるので報酬を上乗せしたという話を聞くと、地方球団の指導者(それもさほど高給でない)はかかるものがよりかかるものだなと…
続いて11/4(月・祝)に開催されるサポーター感謝デーイベント詳細のお知らせ
思ったよりもサントピアとがっつり絡むのね…
ファンが払う入場料(1300円×人数)で会場を貸してもらって、ついでに乗り物とか飲食にも消費してくれればサントピアも嬉しかろうくらいに思っていたら、もっと「選手と乗るアトラクション」だの「選手がお出迎えするアトラクション」やらでがっつり乗り物券も買ってもらおうとしている笑
選手が握るおにぎりやら限定グッズやらトークショー、いつもの100円くじ抽選もあり
あとはアクセスだがこれはあとで発表? あるいはサントピア自体の送迎シャトルバスに乗っかってくの?
サントピアシャトルバスの案内(公式より) ほかの公式アクセス方法が発表されたら消します
さて、次は10/24(木)に行われたNPBドラフトの結果
オイシックスからは下川投手がヤクルトから育成3位指名。おめでとうございます。まずはプロ入りの夢を摑みましたね。でも入団はあくまで最初の一歩。支配下→一軍登板まで一気に駆け抜けてください。橋上監督が会見でコメントした通り「アンダースローで試合にアクセントをつける」格好の中継ぎ投手になってほしい。
事前報道では他にも指名調査書が届いた選手もいたようだが、下川投手以外の指名はなし。残念悔しい。ファンのワシよりも選手本人はもっともっと悔しいだろう。
ここでドラフトの指名順位を所属ごとにカウントして、そこから考察していこう。
高校大学はそのまんま
社会人(高)は高校から社会人で実質大学生とほぼ同じ年齢でプロ入り
社会人(大)は大学から社会人、プロとしてはやや遅めの年齢でプロ入り
独立は22以下かそれ以上かで区分。多分に大学生と同じか実質社会人みたいなものか
一方 ドラフトの指名は概ねこんな基準で指名してると考えます。
上位は完成度が高い選手
下位は潜在能力が高くかつプロの水準をクリアしてる、あるいはピンポイントでほしいポジションの選手
育成は鍛えればプロの水準に達するかもしれない、あるいは枠の関係でとりあえず育成で入団してほしい選手
下位に行くほど、育成に時間がかかるのでより若い年齢の高校生が中心になってくる。独立の年いった育成選手は全く逆やないか、とお思いかもしれませんが、野手だとだいたい「欲しかったこのポジション」とか、投手だともっとわかりやすく「150キロ超の速球」みたいな一芸で指名がかかってくる。
この辺に今年はギャップがあったかなと思う。概ねうちの選手は一年通して数字を挙げ「完成度」でアピールしたが、NPB側は「潜在能力」を重視したので、あまりファームの成績は顧みられなかったと…
とはいえ「それじゃあ150キロバンバン投げる投手をどんどん入団させて(あるいは養成して)ドラフトにかけてもらおう」というのもちょっと違うような気がして、140キロ台でもきっちりピッチングになってて試合が作れて、結果そこそこいい勝負になるのを見たいんだなあ…
ここで仮想的な150キロ投げる投手は荒れ球で四球連発で試合ぶち壊すように書いてますが、あくまで筆者の思い込みです…ただそんな150投げて試合も作れるようなのがオイハヤテ独立に来るかあ…みたいな思いも当然ある
「NPB二軍といい勝負をしてその中でいい成績を残した選手がNPBに行ける」という球団モデルは今年のドラフトではいい点を取ることはできなかったが、もうしばらくはこのモデルを追求してもいいのかな…と思うのです
最後に集計表の〇の意図を。今年のドラフトは残念ながら独立リーグ組のある程度年行った枠というか層としてオイシックス選手は見られてしまいました。残した数字よりも潜在能力、当たったら儲けもの的な。下川選手の場合は儲けものというよりは枠の問題でまずは一旦見させてもらいたいと判断されたのかも… ここが社会人の下位入団のような扱いになりたい。評価として上位を勝ち取るのはできなかったが「このポジションにぜひ入ってほしい」「入れたらチーム戦力はぐんとアップする」みたいに期待を込めて指名される枠。もちろん上位評価になったら万々歳。
いやじゃあ育成は期待されて指名されてないんかいと、そこは言葉遊びになってしまいますが、みんな期待されてるとは思います。ただその計算の立ち具合がファームの成績からある程度見通せる、要は先述した球団モデルそのものですね。そこが成り立つようになればいいなと…
あとは細かいですが、社会人連盟に属するわけでもなく、独立機構に残ってるわけでもない。本当はオ・ハ両球団は別カテゴリに分けなおすべきでしたね。来年から直します。
コメント
スワローズOBの尾花高夫さんが話されていましたが、球速にこだわる高橋奎二に、コントロール重視で球速落ちてもボールの伸びがあれば抑えられる、という話をされていたのを思い出しました。実際、シーズン終了直前の登板ではあえて140後半の直球を中心に組み立てており、ど真ん中行かなければ長打は出にくい内容になっていました。
つまり、コントロールがあっての150キロ後半は驚異ですが、ノーコンだとただの凶器ですよね。独立で速い球を投げれる投手は総じてノーコンかスタミナがないかのどちらかなので、NPBからしたら育てられると見込んでの獲得なのでしょう。
逆に、オイシックスやハヤテはその逆路線がはまるんじゃないかなと。
一番近いのは目黒投手かと思います。
速いけど粗削りな投手を磨いてまとまった投手に仕上げるか
遅い投手を鍛えて、いわゆる「魔改造」して150キロ超の投手に仕立て上げるか
育成の永遠の課題ですよね
目黒投手も球のスピンはいいようなので、あとは安定していい球が100球前後投げ続けられるか…
来年がいわゆる大卒2年目のシーズン。比較対象の大卒社会人二年目としても遜色のないところまで成長してくれることを期待したいですね。