番狂わせの第一試合の次は、早稲田対立教の第二試合。一枚のチケットで二試合みられるのは二本立て映画のようにお得感があるのか、それとも5時間以上もずっと野球見っぱなしで飽きてこないのか… 正直自分でもよくわかりませんw
早稲田先勝で始まった二回戦は、ちょっとした采配のアヤが試合の流れを変えた。
初回に早稲田が先制し、1-0で迎えた二回裏立教の攻撃。二死一二塁となって打順は9番投手大越に。六大学は大学野球では珍しいDH制をとっていないリーグなので(それゆえ旧態依然で古臭いという揶揄もあるが…)投手も打席に立たなければいけない。ここで早くも先発大越をあきらめ代打を送る。
代打策は成功せず無得点に終わり、3回表から早くも二番手の竹中がマウンドに。3回、4回とピンチを招くが徐々にピッチングは落ち着きを見せ、5回、6回は3人で切って取る。ここで流れが立教に来た。5回裏、一死二塁から2番斎藤大のタイムリーで同点。続く6回も先頭が二塁打で出塁、バントで一死三塁として、ここも7番鈴木唯がきっちりタイムリーで返して逆転に成功。
逆転された早稲田も7,8,9回と毎回塁を賑わせるが得点に至らず。立教が1勝1敗のタイに持ち込んだ。(六大学は同一カードで2勝した方が勝ち点1を獲得して、勝ち点数で順位を争うリーグ戦形式)
とにかく初戦を落として、二回戦もリードされている以上チャンスにはどんどん代打を起用して、投手もつぎ込んでいくしかないが、はたしてDHだったらここまですっぱり先発をあきらめられるか? 3回、4回と続投させてピンチを迎えてようやく交代、致命的な追加点を取られるということも考えられる。(まあそれ言っちゃあ、代えたら代えたでやられるってこともありますが…)
実は今日の第1試合はリードを許した慶應が、投手交代と打順のめぐり合わせが悪くなってしまい、投手交代するたびに(次打順が回ってくるのが早い)投手に野手を入れ、代わりに野手に投手を入れる、とちょっとちぐはぐな選手起用になってしまっていた。 「DH使わないのもよしあしだな」と思っていた矢先のこの第2試合。
DH制の採用に関しては、おおむね「打たない投手の打席は面白くない」「投手の打席が回ってきて、代打と投手交代をどうするか、この采配が勝負のアヤになって面白い」この二つの意見に大別されると思うが、今日はその辺を実感した二試合だった。
おまけ 新幹線待ちで東京駅
普通にライトアップしただけで観光名所になってしまうのは正直いいなあ… 一生懸命LEDでイルミネーション作って冬のライトアップイベントだ、とやるよりも本物は本物だということなのだろうか…
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